イチオシ

絶対に許さない!
首相官邸前で抗議

2020/12/22
埋立て2年目に抗議する首相官邸前集会では、沖縄から沖縄平和市民連絡会共同世話人の高里鈴代さんが電話で参加した=12月14日

 辺野古新基地建設のため、沖縄県名護市の美ら海に土砂を投入したのは2年前の12月14日。そして、今年のこの日、東京では沖縄県民に連帯する「辺野古土砂投入から2年 絶対に許さない!12・14 官邸前抗議行動」が取り組まれた。

 沖縄防衛局は今年10月1日には、埋立てが順調に進んでいるかのように、キャンプ・シュワブ沿岸の埋立区域②-1の埋立てが完了と発表した。

 しかし、沖縄県の推計で3 .8%の進捗率であり、しかも専門家によって大浦湾の軟弱地盤が指摘され、防衛省も設計変更を余儀なくされた。

 設計変更に対する意見書は、当初設計に対する意見書の5倍を超える1万8904件が沖縄県に寄せられ、全国的な支援が広がっていることを示した。

 大浦湾の軟弱地盤埋立ては物理的に無理であり、巨額の税金が浪費され、経済合理性にも反するものだ。

 沖縄県民は県民投票や知事選、衆参選挙で何度も辺野古新基地反対の民意を示した。安倍→菅政権は司法・行政一体で諦めを狙うが、基地のない平和な沖縄を求める玉城デニー知事をはじめ、幾多の分断を乗り越えてきたオ-ル沖縄の意思と団結力は揺るぎない。