TOPICS

党声明  
総選挙結果を受けて

2024/10/28
 党声明

 護憲派共闘の再建が急務

 第50回衆議院選挙は、自公過半数割れを実現したものの、自民党は政権維持のため非公認や保守系無所属の取り込みなどを企む。しかし、10年を超える自民党の一強支配体制は崩壊過程に入った。

 投票率の低さは、「政治とカネ」は「裏金」にとどまらない自民党の組織的政治犯罪だと明確にしきれなかった結果でもある。

 野党共闘が揺らいで 

 深刻なのは、自民党批判票が保守政党に流れ、共産党は2減、社民党は1議席を確保したが、比例票を参議院選から約33万票減らし、2%得票率確保はならなかった。

 れいわが9議席へと伸ばしたが、今の「独自路線」では限界も見える。立民の政策右傾化と石破政権による早期解散が相まって、市民と野党の共闘の足元が大きく揺さぶられたことも深刻だ。

 改憲派の3分の2議席占有は阻止したものの、これで改憲への流れを止められたとは言えず、今後の護憲派の奮起と共闘の再建が急務である。 

 そうした中でも希望は見えている。市民と野党の共闘が一定成功した新潟は、5選挙区すべてを制し、共闘の有効性を示した。課題は、戦争法廃止と憲法擁護、国民生活擁護の政策を正しく打ち出すことである。

一票積み上げる覚悟 

 新社会党は、各地で市民と野党共闘の推進、社民党の議席確保に奮闘したが、埋没感は否めなかった。その中でも、社民党が選挙区に候補者を出し、地道な活動を積み上げたところでは、一定の結果を残せた。
 
 来夏の参院選に向けては、改めて一票一票を確実に積み上げる選挙とする覚悟と決意を持とう。


2024年10月28日                               
新社会党中央本部