s 新社会党/道しるべ/「新憲法」がノックしている21年を振り返る

道しるべ

「新憲法」がノックしている
21年を振り返る

2021/12/22
 新型コロナ禍で変化のない生活だったわりには、時の過ぎるのは早かった。気がついたら、政治の景色は劇的に変容し始めている。何が起きているのか振り返り、2022年に向けて備えよう。

 新型コロナ禍、内閣交代、総選挙と瞬く間の1年だった。読者の皆さんは、野党候補の応援をしたり、困窮する人々の相談に応  ・・・続きを読む

右傾化に抗す戦線を
立憲民主党はどこへ

2021/12/15
  立憲民主党の代表選挙は、決選投票で泉健太氏205票、逢坂誠二氏128票で泉氏を新代表に選出した。枝野体制より右へ軸足が移った。自公・維新の攻勢にどう対抗していくか課題は大きい。 

  代表選に立候補した泉、逢坂、小川淳也、西村智奈美の各氏のうち、泉・小川は「希望」から国  ・・・続きを読む

確実な実行が問われる
コロナ第六波対策

2021/12/08
 新型コロナウイルス感染の第六波に備え、岸田内閣は対策の全体像を決定した。今夏の第五波ピーク時に医療崩壊したことを教訓に医療体制の強化が柱になっているが、実効性が危ぶまれる。

 病床3・7万確保の政府対策の全体像は、感染者数がピークだった今夏に比べて3割多い患者が入院できる体制を今月中に構築し  ・・・続きを読む

差別・分断生まない給付に
子どもに10万円給付

2021/12/01
 自公両党は11月10日、「18歳以下の子どもを対象にした10万円相当給付」を、960万円の所得制限を設けて実施することで合意した。これを巡っては、「バラマキだ」との批判も出ている。

 公明党は先の総選挙で、「18歳までの子どもを対象に、1人当り一律10万円相当を支援する『未来応援給付』」を掲  ・・・続きを読む

やるべきことは軍縮だ
極超音速兵器と軍拡競争

2021/11/24
 世界が新型コロナと気候変動対策に呻吟している中、極超音速兵器の開発や軍事同盟の枠組み作りで、「新たな冷戦」ともいうべき事態が進行している。求められているのは、緊張緩和と軍縮だ。

 米露中の3国は、極超音速ミサイル開発に血道を上げている。中国は2014年に開発し、ロシアは16年に実験を行った。  ・・・続きを読む

「分配強化」はウソだった
新しからざる資本主義

2021/11/17
 岸田文雄首相は「新しい資本主義実現会議」を設置、10月26日に初会合を開いた。15人の有識者委員の内2人は経済財政諮問会議の議員を兼務する。来春にも構想を取りまとめるとしている。

 首相は会議でデジタル化や脱炭素、経済安全保障などの課題について11月上旬にも緊急提言案をまとめるよう山際大志郎  ・・・続きを読む

共闘堅持と護憲の核作りを
総選挙結果と今後の闘い

2021/11/10
 総選挙の結果、課題はより右傾化する自公・維新勢力と対決する展望をどう切り開くかだ。選挙戦で見えた野党側の弱点を直視し、来年の参院選闘争にむけ反撃の態勢を直ちに作り出そう。 

 野党4党が候補者調整して自公・維新と対峙したが、立憲、共産両党は議席を減らし、れいわだけが比例で増やした。共産党の協  ・・・続きを読む